体育館の暑さ対策、急げ!
今夏も猛烈な暑さでした。『本当にきつかった』という方も多かったと思います。実際に体調を崩された方には心よりお見舞い申し上げます。
秋本番であるはずの10月になっても真夏日が残る近年のこの状況を見ると、暑さ対策を国はもとより、世界レベルで本格的に地球温暖化=脱炭素対策を進めなければいけません。
優先順位をつけて設置
とはいってもまずは足元の横浜市のこと。体力的に弱い子ども、高齢者などへの熱中症対策は急務です。市立学校の教室の空調設備は完了していますが、課題は体育館です。体育の授業はもとより、バレーボールなど多種の部活動が使用します。市は、約500校ある市立学校全校の体育館への空調設備の設置を順次進めています。しかし、多額の予算がかかること、設計・施工業者の確保などが容易ではなく、とんとん拍子に進んではいません。
市は、特別支援学校や児童生徒数が多い学校を優先して進める方針です。
ガイドラインの活用を
市は令和元年5月に『横浜市立学校 熱中症対策ガイドライン』を策定。今年6月にも改訂をしています。それによると、体育館の使用についは、暑さ指数(各校が計測するWBGT=暑さ指数)が31℃以上となった場合は、『体育などの運動は原則中止。屋外や体育館での活動は、中止または活動時間の短縮』と学校側に通知しています。空調設備が完全に整うまでは、この指針を下に、現場で気象の変化に細心の注意を払いながら子供たちの命と健康を守る必要があります。
体育館は学校関係者だけでなく、さまざまなイベントや避難所として地域住民も活用します。熱中症警戒アラートも注視しつつ、市民の皆様にも十分な用心をお願い致します。
私は市に対し、一日でも早く全校の体育館に空調設備が設置されるよう、強く要請を続けていきます。
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体育館の暑さ対策、急げ!10月24日 |
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