神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区・泉区版 公開:2024年11月14日 エリアトップへ

東俣野 小学校×特別支援 手と手取り合う運動会 共に競技・ダンス・応援

教育

公開:2024年11月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
朝礼台前まで車いすを押す児童=提供
朝礼台前まで車いすを押す児童=提供

 戸塚区の東俣野小学校と東俣野特別支援学校。両校は扉一枚を隔て、廊下でつながっている「一体型の校舎」であることをご存じだろうか。

 普段から活発に交流する両校は10月26日、合同で「スポーツフェスティバル」(運動会)を開催した。

 一部の競技・パフォーマンスには両校の児童・生徒が一緒に参加。小さな紅白玉を箱に入れて大玉送りへとつなぐシーンや、手をつないだり旗を振ったりしながら踊る場面では、子どもたちが笑顔で秋の一大イベントを楽しむ姿が見られた。

再開、そして協同の一年

 特支の吉田良直校長は「コロナ禍を受け交流を中断していた分、今年は再開の一年」と話す。特に運動会は従来の形を取り戻すのではなく、子どもたち主体の「新たな開催方法」を探ってきた。

 小学校の幸保陽子校長は「どうしたら、特支のお友達も参加できるかを児童たちが考えてくれた」と振り返った。

 手足が不自由でも応援に使えるグッズ・うちわを一緒に作ったり、手話による競技説明を練習したり、児童の意見から端を発して、新たに実施したことも多かった。

「理解と経験が未来つくる」

 さらに、休み時間に相互に行き来できる仕組みや一部の学年による「ペアクラス交流」など、普段の学校生活でも、コロナ禍以前の様子が戻りつつある。

 幸保校長は「特支の子ではなく『○○ちゃん』と意識できるようになると、その子のことを思っていろんなアイデアが出るようになる」と話す。

 普段の交流の中で吉田校長は「小学校の子たちは素直で障害を『いつ治るの?』と聞いてくることもある」という。子どもの質問を叱るのではなく「きちんと知ってもらうことが大事。理解と経験の両方を得た子たちが、将来のインクルーシブな社会づくりにつながっていく」。

両校をつなぐ扉の前に立つ幸保校長(左)と吉田校長
両校をつなぐ扉の前に立つ幸保校長(左)と吉田校長

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

戸塚区・泉区版のローカルニュース最新6

光と音楽が織りなす横浜冬の風物詩「ヨルノヨ2024」

光と音楽が織りなす横浜冬の風物詩「ヨルノヨ2024」

12月5日から30日、都心臨海部で

11月22日

「テニピン」に挑戦

戸塚町地域交流施設

「テニピン」に挑戦

11月23日 子ども対象

11月21日

障害者知識を普及

戸塚区小雀町小林さんのフラ

障害者知識を普及

12月7日 横須賀市で披露

11月21日

歴史楽しむまつり盛況

戸塚区

歴史楽しむまつり盛況

三宿のジオラマ展示も

11月21日

「周辺地域の魅力を広く」

ゆめが丘ソラトス

「周辺地域の魅力を広く」

公塚館長インタビュー

11月21日

性教育通じ、「命の大切さを」

舞岡町在住・高野さん 性の知識が不十分な子どもたちが増えている

性教育通じ、「命の大切さを」

戸塚中で全校生徒に講演

11月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 9月19日0:00更新

  • 7月25日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook