既成政党の4人が出馬へ みん・自・民・共の候補予定者
12月16日の衆議院選挙に向けて、神奈川4区(横浜市栄区・鎌倉市・逗子市・葉山町)では、前職の浅尾慶一郎(48・みんな)をはじめ、4区初挑戦の山本朋広(37・自民)他、計4人が立候補する見通しだ(11月19日現在)。(本文敬称略)
民主は荻原横浜市議擁立へ
2009年の衆院選で4区から選出された民主党の長島一由前衆院議員が、不出馬の意向とされており、民主党県連本部は、空白区を作らないためにも後継候補選びに奔走。急きょ、横浜市議=西区選出=の荻原隆宏(42)を擁立する方針を固めた。
また、幸福実現党から4区に立候補を予定していた彦川太志(27)は、比例区単独での挑戦となった。
4区から立候補の意向を表明しているのは、みんなの党政策調査会長の浅尾と自民党4区支部長で元職の山本、共産党の新人・加藤勝広(68)。民主党からは横浜市議の荻原が立候補見込みとなっている。
予定者の顔ぶれ
参院議員2期目だった浅尾は、前回衆院選に民主党を離党して初挑戦。小選挙区では苦杯を喫したものの比例区で復活、衆院選初当選を果たした。参院時代から4区で精力的に活動、選挙区での知名度は高い。
挑戦する山本は、「小泉旋風」が吹いた05年選挙に地元京都府2区で出馬、比例区(近畿ブロック)で初当選。09年の政権交代選挙で落選、11年1月に神奈川4区支部長に就任。4区では初めての選挙戦となる。
共産党新人の加藤は(株)長崎屋・日本電信電話公社鎌倉報和局・NTT東日本神奈川支店などの勤務を経て、現在、同党西南地区栄区委員会副委員長を務めている。4区から衆議院の議席確保を狙う。
民主党の荻原は、同党の島津直純衆院議員秘書や会社員を経て、07年の横浜市議選で同市西区から出馬、初当選。現在2期目を務める。国政選挙には初めての挑戦となる。
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