統一地方選挙の投開票が4月12日に行われ、栄区選出の市議3氏と県議1氏が決定した。投票率は市議選が45・22%、県議選が45・05%で、どちらも2011年東日本大震災の年の前回投票率を下回った。
市議選
横浜市議選は、無所属で現職の大桑正貴氏(41)が2位に3567票の差をつけて4期連続のトップ当選を果たした。「身が引き締まる思いで4年間頑張りたい。無所属でこれだけの票をいただけるとは。1票の重みを感じる」と12日の夜11時過ぎ、選挙戦を戦い終えた自宅前で語った。投票率が低下した中、得票数を伸ばした2位の自民党・現職の輿石且子氏(46)。14668票を獲得し、2期目の当選となった。山本朋広衆院議員もお祝いに駆け付けた。選挙戦を振り返り「温かい応援をひたすら感じる期間だった。4年後へ向けて頑張りたい」と輿石氏。3位は民主党・現職の石渡由紀夫氏(51)。6744票を獲得し、次点に1600票余の差をつけて3つめの議席に滑り込んだ。石渡氏は「日ごろ、地道に活動してきたことを皆さんに見ていただいていた。それがギリギリの当選につながったと思う」と振り返った。共産党・新人の加藤勝広氏(71)は次点に。昨年12月の総選挙に立候補し善戦したものの、落選した。その後、約3カ月にわたり栄区内で活動を展開したが一歩及ばず。支持層の拡大には至らなかった。
県議選
神奈川県議選は、みんなの改革・現職の楠梨恵子氏(34)が一騎打ちを制し、2期目の当選を果たした。当選確実が出ると、事務所の前で多くの支援者らと握手を交わした。楠氏は「自分が今までやってきたことを示していくだけだった」と選挙戦を振り返り、「これまでの4年間を踏まえて目に見えるような県政に取り組みたい」と話した。一方、自民党・新人の志田一宏氏(31)は17896票を獲得したが、7456票の差で楠氏に敗れた。選挙期間中、菅義偉内閣官房長官、小泉進次郎衆院議員の応援が入るなど、上げ潮ムードだったが現職の壁は厚かった。
栄区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|