横浜栄共済病院の新病棟完成に伴い、この6月から産科診療、分娩が再開される。
約8年ぶりとなる区内唯一の分娩施設を担う同科の土居幹医師、小笠原良治医師、加藤良樹医師、助産師の井坂めぐみ看護部主任に同院の産科としての地域での役割や特徴、再開にあたっての思いなどを座談会形式で語ってもらった。
医師らが開口一番、口を揃えて発した言葉は再開にあたって、まずは安心・安全であることを強調。総合病院であることによる夜間緊急時の対応や他科との連携を図り、妊婦に起こり得る合併症などに迅速に対応が可能であることを挙げた。
また同院の麻酔科医の協力の下による「無痛分娩」をはじめ陣痛・分娩・産後を一つの部屋で行うLDRという出産方法、母子同室などの新たな取り組みに加え、産科専任の小児科医を常勤で配置するなど、より整った環境でお産に臨める体制づくりを図ったという。
最後に土居医師は「元気な赤ちゃんの誕生と母体の安全を守りながら分娩をサポートいたします」と話し、加藤医師は「助産師11人、看護師6人の17人態勢は非常に手厚い。妊婦さんは安心して入院生活を過ごすことができると思います」小笠原医師は「妊娠中の薬のこと、旅行などの外出など気がかりなことは何でも気軽に聞いて下さい」助産師の井坂看護部主任は「助産師外来で十分に話を聞き、バースプランに沿った思い出に残る出産体験ができるようにお手伝いします」と、それぞれ産科再開への意気込みなどを語った。
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