米海軍横須賀基地の軍人家族から成る支援グループを立ち上げ、支援を続ける サリバン 雅子さん 六浦在住 32歳
支援で伝える 米軍の思い
○…「何か自分にできることはないか」―3月11日の大震災以来多くの人が抱える思いを、持ち前の行動力で実行してきた。まず、神奈川県内の避難所全てに電話をかけ、支援の必要性を問い合わせた。2ヵ所から「物資支援が欲しい」と聞くと、すぐさま米海軍横須賀基地の軍人家族に呼びかけ、支援グループを立ち上げ。それから避難所が閉鎖するまで、毎週物資を届け続けた。「どうせいつかは死ぬのだから、生きている間に少しでも多くの人を幸せにしたい」と微笑む。
○…秦野生まれ。高校は大阪のインターナショナルスクールへ。そこで、阪神大震災を経験した。通学電車からいつも眺めていたのは、復興が進む町並み。だが仮設住宅が連なる風景は、卒業するまで変わることはなかった。「仮設といっても、長い間住むんだなと思った」と話す。今回の地震でまず脳裏に浮かんだのは、当時の風景。「短期間で解決できる問題ではない。だからこそ、継続的な支援の必要性を呼びかけてきた」と力をこめて話す。
○…大学を卒業し、海上自衛隊の叔父の紹介で米軍基地の仕事に就いた。そこで、海軍将校の現夫と出会う。「違う文化を知ることができるので、すごく刺激的」と国際結婚の良さを嬉しそうに語る。海軍兵の家族は、なじみのない国を転々とし、夫が海に出たら何ヵ月も会えない。そんな変化の激しい生活にも「ストレスと思うかどうかは、自分の受け取り方次第。変化を楽しむようにしている」とあくまで前向きだ。
○…現在は新たに、南相馬市の仮設住宅への支援も考えているとも。やると決めたら行動は素早い。すぐに提案書を作成し軍に提出したという。「米軍の人たちは本当に日本のことを尊敬しているし、助けたいと思っている。私たちは支援をしているが、お金に替えられない宝をもらっている。心を通わせて同じ方向を見て歩いていきたい」と支援を続けることを誓った。
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