小田小 能を身体で学ぶ 櫻間右陣さんが指導
金沢区が主催する「出張能講座」が11月29日、小田(こだ)小学校で行われ、能楽師の櫻間右陣さんが講師を務めた。この日は金沢区にゆかりのある「六(むつ)浦(ら)」と「放(ほう)下(か)僧(そう)」を題材に、6年生約124人が能を体験した。
児童らは実際に声を合わせて六浦を謡い、櫻間さんに習って舞を披露した。また児童を代表して椎葉月(つき)歩(と)くんが装束付けを体験。女性役に使う黒く長い鬘(かずら)、絹糸や金銀糸で織った華やかな唐織、仕上げに女性の能面をつけると会場は拍手に包まれた。
櫻間さんは児童に向け「このような体験をできるのは恵まれていると思います。今日が、日本の古典や歴史に興味を持ち勉強するきっかけになれば嬉しいです」と話した。
同校6年生は、社会や国語の授業を通して、室町時代の能や狂言を学んできた。「兄弟関係といわれる能と狂言。能は台詞がなかったりアクセントが違ったり独特の面白さがあった」と椎葉くん。装束体験は「重くて暑く、視界も悪かった。よく着て動けるなと思った」と話した。能について自宅で事前に調べたというが「もっと知りたい」と興味を深めていた。
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