神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

第20代横浜市立大学長に4月1日就任する 窪田 吉信さん 金沢区在住 65歳

公開:2014年3月20日

  • LINE
  • hatena

「明るく」をモットーに

 ○…「英語に強く国際性に富み、いっそう地域に貢献できる大学にしていく。まずは『明るく』をモットーにね」と抱負を語る。4月1日から、第20代横浜市立大学長を務める。学生も教員も、キャンパス全体を明るく。大学の前向きな姿勢はそこから生まれるという考え方のもと、大学運営を推し進める。

 ○…「ひ弱だったが、好奇心はあった」と富山県で過ごした少年時代を振り返る。持っていた理科年鑑はすみからすみまで読んだ。「新しい年鑑が欲しくて親にねだっていた。ダメと言われ、すごく泣いたことを覚えている」。医療の道を志したのは高校の頃。母親が椎間板ヘルニアを患った。「手術をすればたいていは治るが、失敗すれば寝たきりになることもある」――医師の台詞に「責任のある仕事だな」と思い、同時に「医学の世界はどうなっているんだ」と興味がわいたという。

 ○…約60倍の難関を突破し、同大学医学部に入学した。教員と生徒が密に交流できる環境。授業が終われば研究室に入り浸り、教員とはよく一緒に魚釣りに行った。「先生はいつも、釣れた魚のうち一匹を、くれと言って持ち帰るんです。僕は食べたいのに、どうして持って帰るんだと思っていた」。あとから知ったことには、教員はその魚を解剖し、研究をしていたという。好奇心あふれるそんな姿を見ながら、研究者としての礎を作っていった。

 ○…泌尿器科学の研究者と附属病院の医師、そして教育者としての3つの顔を持つ。「苦労はいっぱい経験してきた」と苦笑。独立行政法人化も、戸惑いの連続だった。「自分たちだけで運営することは大変なこと。しかし、自分たちの力次第で良くしていけるということでもある」。課題解決においてもやはり「明るく」がキーワードだ。「解決してしまえばハッピー。そのときどきの苦労は、たいてい忘れてしまうものですよね」とニッコリ笑った。

金沢区・磯子区版の人物風土記最新6

飛田和 健さん

洋光台南第二住宅で菜園活動を主導する

飛田和 健さん

磯子区洋光台在住 55歳

11月21日

庄子 雄大さん

プロ野球ドラフト会議2024で福岡ソフトバンクホークスから2位指名を受けた

庄子 雄大さん

神奈川大学4年 22歳

11月14日

齊藤 潔さん

金沢区食品衛生協会の会長に就任した

齊藤 潔さん

金沢区六浦在住 58歳

11月7日

石塚 英彦さん

「かながわ観光親善大使」に就任したお笑いタレントの

石塚 英彦さん

保土ケ谷区出身 62歳

10月31日

高橋 サチエさん

磯子区岡村にある実家を地域の居場所として開放する

高橋 サチエさん

横浜市出身 67歳

10月24日

穴澤 里美さん

金沢区自助連絡協議会の代表を務める

穴澤 里美さん

金沢区大道在住 43歳

10月17日

ウスイホーム金沢文庫店

横浜市金沢区谷津町337 0120-938-171

https://www.usui-home.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 10月24日0:00更新

  • 10月17日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook