古文書から見る金沢 第1回 文/飯塚玲子
大道ふれあいむかし資料館には、近くにお住いの旧家の方から寄贈された古文書や、江戸時代の本、近代の地図や絵葉書等、地域の歴史にかかわりのある貴重な資料がある。
金沢区は横浜中心部に比べ、関東大震災や、空襲の被害が比較的少なく、また横浜市唯一の大名米倉氏の陣屋があったので、古文書も多く残されている。
しかし、神奈川県立金沢文庫や個人で所蔵している物などを除くと、横浜市歴史博物館や横浜開港資料館、県立公文書館、県立図書館などに分かれて所蔵・保存され、多くが金沢区を離れている。そして、それらの古文書からは、まだ知られていない金沢区の歴史がわかるのである。
大道ふれあいむかし資料館にある文書類を寄贈して下さったのは、元横浜市会議員で、市会議長でもあった故相川光正氏=写真左=。相川家は江戸時代から、室崎屋相川文五郎家の分家として商売をしており、幕末から昭和にかけては、カギ北の商標で=写真右=、醤油や味噌を製造、販売してその帳簿なども残されていている。また、名主や、神奈川県会議員、横浜市会議員などをされたお宅でもある。
これらの資料は、まだ整理途中だが、この中から、まだあまり知られていない地域の歴史や、面白い資料について紹介していきたい。
また他に所蔵されている古文書についても少しずつ紹介できればと考えている。
■大道ふれあいむかし資料館(大道小学校内)▽一般開放日時=7月6日(日)・26日(土)の午前10時から正午▽問い合わせ=【電話】045・701・6870(相川澄夫方)
〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
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