金沢中鈴木さん なぎなた 全国の頂点に インハイ出場目指す
金沢中学校3年の鈴木媛女(ひめ)さんが8月10日、日本武道館で行われた「全日本少年少女武道錬成大会」のなぎなた・演技競技(中学生の部C)で最高位の優秀賞に輝いた。
なぎなたは防具をつけて対戦する試合競技と演技競技の2種目。演技は二人一組で形などを演武する。姿勢や発声、握り方ひとつ乱れることが許されない競技で、ペアを組んだのは同学年の阿部渚さん(横須賀市)。小学4年で共に全国準優勝に輝いて以来、道場は違えど互いに励まし切磋琢磨してきた。「信頼関係ができている。一番良い演技ができる」と話す。額間近で切っ先を止める技も瞬きせず受けられるという。
赤い帯をつけて臨んだ決勝。「一本一本、稽古で習ったことを自分に言い聞かせた」。審判5人中4人の赤旗があがるのを確認すると涙が溢れた。
1つずつ夢叶える
「夢でした」――小学3年で横浜市と神奈川県を制してから全国制覇を目指してきた。「お参りに行くたびに絵馬に願って、勝ち守りばかり買って」と笑う。そのみずみずしい笑顔からは2mのなぎなたを操る姿は想像できない。母・美奈子さん(43)は「普段はほんわか。でも防具をつけると人が変わる」と話す。
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