季節の花【12】 神社に植える「サカキ」 神聖な場所を示す木 日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(富岡西在住)
今年も残りあとわずか、新年を迎えるころとなりました。初詣を富岡八幡宮でと予定されている方も多いと思います。富岡八幡宮の本殿前には2〜3mほどの「サカキ」(榊)が植えられています=写真上。サカキが神社に植えられる謂(いわ)れは諸説ありますが、一説には栄樹(サカキ)の意で常緑樹の総称、小香木で香ばしい常緑樹の意味です。また別の説では「境木」といい、特定な木ではなく、神が鎮座している地との境(区域)を示すため、境に植えた木の総称を表しています。地方によってヒサカキ、ソヨゴ、タブノキ、クロモジ、イヌツゲ等、それぞれの木を榊と呼んでいます。民族学者の柳田国男は、クロモジを榊の一種としています。
サカキは暖かい地方に生育するため、サカキを入手しにくい地域では、同じ仲間の「ヒサカキ」を代用しています。
金沢区内にはサカキは生育していないようですが、ヒサカキは山林で見ることができます。いずれも神社や寺院では多く植栽しています。
両者はよく似ていますが、花に短い柄があるのがサカキ、ないのがヒサカキ。また葉の縁に鋸歯がないのがサカキ、あるのがヒサカキです。両者とも冬には黒紫色の丸い果実をつけ、それを紙の上で潰すと、紫色の汁が出てきれいに染まります。
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