円海山につながる横浜自然観察の森(栄区)で12月1日、横浜市消防局が応援協定を結ぶ災害救助犬団体と連携した捜索訓練を行った。
救助犬と連携した訓練は、市消防訓練センター(戸塚区)以外の場所で実施するのは初めて。ハイキング中に道に迷った人を地上と上空から捜索する場合と、滑落した要救助者を捜索後に救助する2つの想定で行われた。
当日は同局の特別高度救助部隊や航空隊、栄消防署部隊のほか、同局が災害時に出動協定を結んでいる神奈川救助犬ネットワーク(金沢区)と救助犬訓練士協会(藤沢市)から訓練士と救助犬が参加。合計約50人と救助犬4頭で訓練に取り組んだ。
同自然観察センター付近からスタートし、救助隊員らは救助犬と共に山道を歩きながら、要救助者の名前を呼んで捜索した。救助犬は要救助者を発見すると吠えて知らせ、救助隊員が救出して救急車まで搬送した。
円海山周辺は手ごろなハイキングコースとして人気があり、幅広い年代が歩く。協定締結後初めてとなる救助犬の出動は今年8月。その後、発生した2件の捜索要請にも救助犬は出動した。訓練を終えて同局の担当者は「こちらが求めることと、団体の方ができることをお互いに確認できる良い機会になったと思う」と振り返った。
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