国内で高病原性鳥インフルエンザが発生したことを受け、横浜市は12月7日から市内4つの動物園でニワトリ類の展示や鳥類のイベントなどを中止した。いまだ再開の目途は立っていない。金沢動物園(釜利谷東)でも、来年の干支である酉年にちなんで企画していたイベントが見合わせられたままだ。
鳥類がA型インフルエンザウイルスに感染することで発病する高病原性鳥インフルエンザ。感染するとその多くが死に至る。
横浜市は6日、市内4つの動物園で鳥類を使ったイベントや展示を中止することを発表。これを受け金沢動物園では、園内ほのぼの広場でのニワトリ類の展示を見合わせた。また傷病鳥類の受け入れなどを休止し、来園者の入退園時の靴底の消毒、園内へ入る車両などの消毒を実施している。
また、24日まで開催を予定していた、フクロウやトビを使った干支イベント「トリさんと写真をとろう!」を取りやめた。酉年を控え、年賀状用の写真撮影などで人気のあったイベント。担当者は「素直な気持ちとしては、当園にとっても楽しみにされていたお客様にとっても非常に残念。だが、今は飼育する鳥の健康管理を最優先しなければいけないことをご理解、ご協力いただきたい」と話した。
県内では未発生(15日現在)。イベント再開の目途は立っていない。市担当者は「感染を防ぎ貴重な動物を守るための対策とご理解いただければ」と呼びかけた。
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