9月4日付で磯子警察署の署長に就任した 小高(おたか) 藤安(ふじやす)さん 磯子警察署勤務 57歳
謙虚に安全を守る
○…16年前、生活安全課長として勤務した磯子区に署長として戻ってきた。「とにかくなつかしい」と一言。ひったくりや空き巣などが増え続ける状況を何とかしたいと、町内会ごとに防犯講話をしたことを思い出す。「当時協力して頂いた方々にあいさつをして、快く受け入れて頂きうれしかった」。自主防犯に取り組む区民と協力し、安全安心の街・磯子区を目指していく思いだ。
○…海老名市出身。高校生の時、部活動で警察署の周りを走っていると「頑張れ」と署員に励まされ、親しみを感じた。署員から仕事の話を聞き勧誘を受け警察官の道へ。交番勤務のほか、薬物や売春、悪質商法対策、振り込め詐欺などの捜査員としてキャリアを積んだ。刑事として捜査する中で「人の役に立ちたい思いが強くなった」と振り返り、やりがいをさらに感じてきた。警察官として常に胸に秘めた思いは「とにかく謙虚に邁進する」。署長としても忘れずに職務にあたる。
○…妻、長男、長女の4人家族。現在は単身赴任中だが年2、3回長女と趣味である野球観戦に行くことがリラックスできる時間だ。横浜DeNAベイスターズのファンで横浜スタジアムを訪れる時を楽しみにしている。「簡単なものしか作らないよ」と謙遜するが、単身赴任中は自炊している。自分で作った弁当を持参し署長室で昼食をとることも。「料理をしている時は楽しい」と笑顔を見せる。
○…川崎臨港署長時代、運転免許証を返納した高齢者に手紙を渡した。「長い間、交通安全に務めてもらったことへの感謝に」との思いからだ。高齢化が進む磯子区では、振り込め詐欺の被害が増え続けており「署員一丸となって未然防止に取り組みたい」と決意を新たにする。これまでの39年の警察官人生は「あっという間だったが、今思うとこの仕事に就けて本当によかった」。署長として磯子の街を守る。
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