神奈川県のうまい豆腐を決める「豆腐技量審査会」(主催/県豆腐油揚商工組合)が9月24日に開催され、「豆吉」(金沢区釜利谷南)が絹豆腐部門(にがり系)で第1位の認定を受けた。また、木綿豆腐部門でも、豆腐五撰に選ばれた。同審査会には計4部門に県内20業者、計44種類の豆腐がエントリー。豆腐マイスター15人が厳正な審査を行った。
豆腐作りは毎日違う気温や大豆のコンディションを相手にするため、豆を水につける時間ひとつとっても、職人の経験と技術が出来を左右するという。「にがり100%の絹ごし豆腐は、固めるだけで難しい。賞をとった豆腐は技術の集大成といえるので、認められたのはとても嬉しい」と店主の岡部吉明さんは話す。大豆は30年のキャリアから選び抜いた滋賀県産の「みずくくり」を使用。さらに、好みや料理に合わせて使い分けて欲しいとの思いから「ふわっと」と「つるっと」の2種類の絹豆腐を用意している。妻の博子さんは「一番嬉しかったのは、普段から支えてくださるお客さんが喜んでくださったこと」と話す。
県内の腕に覚えのある人が参加するコンクールだっただけに、「とても刺激になった」とも。「他店の豆腐をたくさん試食でき、探究心に火が付いた。今後は別の豆を使用したり、煮る時間を変えたりと味を追及していきたい」と話した。
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