第5回 草もみじ 金子さんの草花の不思議発見 紅葉狩りは下にも目線を 文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(富岡西在住)
紅葉の美しい季節を迎え、青空に映える木々の色づきは、まさに絶景です。でも目線は上の方ばかり向けていませんか。下の方にも、また違った小さな紅葉を発見すること請け合いです。紅葉は木々ばかりではなく、足元の草や低木にも見られます。
一般に「草もみじ」というと、一面に色づいた状況を指しますが、個々の草木が色づくのを眺めるのも、新たな発見にもつながり楽しいものです。
金沢区・磯子区周辺では、オオジシバリ、ヨモギ、ツタバウンラン、センニンソウ、ヨウシュヤマゴボウ、ナツヅタ、イタドリ、シダではホラシノブ、ベニシダ等で、様々に色づいた美しさに気づかれると思います。写真のツタバウンランは、地中海原産の帰化植物で、街中の石垣や溝等に生育しています。ヨウシュヤマゴボウは毒性が強いので、注意してください。
また、路面に目を向けると、様々な色をした落ち葉にも感動があります。
![]() 紅葉した落ち葉
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![]() ナツヅタの紅葉(能見台)
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![]() ツタバウンラン(富岡西)
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