金沢区柳町に暗室を構え活動してきた、日本を代表する写真家の石内都さんの個展「石内都 肌理(きめ)と写真」が、来年3月4日まで横浜美術館で開かれている。初の個展から40年を迎えた石内さんは、来年から活動の場を出生地の群馬県桐生市に移す。写真展は初期から未発表作まで約240点を展示。まさに節目にふさわしいものとなっている。
同館によると、日本人の女性写真家による個展は今回が初めて。会期前日の12月8日に同館で行われた会見で石内さんは「横浜にずっと住んでいて、こうした大きな展覧会を企画して頂いた横浜美術館には感謝したい。『40年』という気持ちはないが、展示を行う中で自分がやってきたことを改めて確認する機会になった」と心境を語った。
展示は「横浜」「絹」「無垢」「遺されたもの」の4部構成。「横浜」の章では、デビュー前に自宅周辺を撮影した「金沢八景」や、「赤線」として使われた山下町のアパートを被写体にした「yokohama互楽荘」などを展示。表題の「肌理」を思わせる、モノクロ写真の粒子が表現されている。
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