金沢総合高校(金沢区富岡東)の音楽IIIを選択している3年生5人が12月18日、こすもす幼稚園(同)で授業の成果を発表した。披露したのは、地元に伝わる民話「芋観音」をもとにした音楽紙芝居「いも大明神」とオリジナルの音楽劇「ライオン君のトロンボーン」。両作品とも生徒がシナリオを考え、絵を書き、作曲したものだ。
「いも大明神」は地域の人が提供してくれた資料をもとに、話を構成。音楽と絵を加え、園児に分かりやすいようにしたという。作曲を担当した保田優佳さんは「メインはお話なので、シーンにあったメロディーと曲が目立ちすぎないことを心がけた」と話す。オリジナルの音楽劇には「音楽はみんなでやると楽しい」というメッセージを込めた。参加した園児約200人は時には体を動かしたり、歌ったりして生徒の発表を楽しんだ。鳥海晴香さんは「緊張したが、純粋な感想が聞けて良かった」と園児の反応を喜んだ。
同高校の音楽教諭・山崎栄一さんが担当するこの授業では毎年、曲作りなどを行ってきたが、地元で発表するのは初めて。山崎さんは「発表したい気持ちはずっとあった。地域交流ができたことは、生徒にとっても貴重な経験」と話した。
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