神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

屛風ヶ浦「TRiPLE éf」 美容室を交流拠点に 旧店舗を地域開放

社会

公開:2018年7月5日

  • LINE
  • hatena
中島さん(後列右)と同店スタッフ
中島さん(後列右)と同店スタッフ

 美容室「TRiPLE éf」(磯子区森)は、店舗の一部を地域に開放する取り組みを6月から始めた。美容や防災講座、医療セミナーなどを開催し美容室を「地域交流の場」にしたい考えだ。

 「美容室はその街に住む人が訪れる場。30分以上の施術を通して、地域の話などを聞くことが多い。美容室に集まる人や情報をもとに交流の場にならないかと考えた」。こう話すのは、オーナーの中島翔さん(34)。

 同店は、6月に屏風ヶ浦交差点すぐに移転し、約100m離れた旧店舗を拠点として使用することに。イベントや企画を行う際に開放する。6月には、プレ企画として美容を通じて家庭内でコミュニケーションを取ってほしいと「簡単ヘアアレンジ講座」を開催した。今後は、磯子区災害ボランティアネットワークとの防災講座や周辺病院と連携した医療セミナーの企画を行う予定だ。

 同店は、100年以上続く理美容室で中島さんが4代目。祖母などから地域の昔話を聞かされていたという中島さんは「地域での顔の見える関係づくりや地域活性への思いを強く持っていた」と、拠点への思いを話す。

防災対策にも注力

 中島さんは、「神奈川わかものシンクタンク」に2年前から所属し、コミュケーション防災を推進している。この活動で「美容室の防災」についても考えるようになったという。「例えばカラー剤をつけている時に地震や災害が発生し、断水になったら頭皮かぶれや断毛の恐れがある。このような対策はこれまで全く考えていなかった」。調査すると通常、カラー剤を流すには一人約60リットルの水を使っていることがわかった。そこで、特殊な水を使い約1リットルで流せる実験を繰り返すなど「美容室の自助」に力を入れる。

 「これらの取り組みや情報も地域に積極的に発信することで、地域活性につなげていきたい」と話した。
 

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

パラスポーツで共生学ぶ

西金沢学園

パラスポーツで共生学ぶ

元IPC理事らと交流

11月21日

電柱への防犯灯設置拡充

横浜市

電柱への防犯灯設置拡充

青葉区の強殺事件受け

11月21日

横浜BCと連携で啓発

磯子消防署

横浜BCと連携で啓発

火災予防・予防救急周知へ

11月14日

いじめ認知件数 最多に

市内公立小中学校

いじめ認知件数 最多に

市調査で3年連続増

11月14日

資料館の記憶 多くの人に

屏風浦小6年3組

資料館の記憶 多くの人に

学級数増加のため閉鎖へ

11月7日

DXで搬送時間を短縮へ

市消防局

DXで搬送時間を短縮へ

実証事業で早期整備めざす

11月7日

ウスイホーム金沢文庫店

横浜市金沢区谷津町337 0120-938-171

https://www.usui-home.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 10月24日0:00更新

  • 10月17日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook