縄文・弥生・古墳時代のムラ跡が見られる三殿台遺跡(磯子区岡村)の復元住居の建て替えが11月下旬から着工する。
建て替えられるのは、縄文時代と弥生時代の竪穴住居2棟。解体後、12月初旬から丸太を組んで骨組みを作る木組作業が開始される。年明けからは屋根の茅葺作業が始まり、1月末に完成する予定だ。
高台にある同遺跡は風雨が強く、復元した竪穴住居は柱の腐食や階段の損傷など老朽化が進む。特に茅葺屋根は、4、5年前からネットで保護していたものの崩れは止まらなかった。
「スタッフの念願がやっと叶う」と22年ぶりの建て替えを喜ぶのは和久井清司館長(62)だ。工事のフェンスを約1・2mと低めに設定し、来館者が建て替えの過程を見られるようにする。「竪穴住居の構造や立て方を生で見られる貴重な機会。安全に十分配慮したうえで、多くの市民にみていただきたい」と話す。
三殿台遺跡は61年に発掘調査が行われ、約270件の竪穴住居跡が複雑に重なり合って見つかった。66年に国の指定史跡になり、その翌年から一般公開されている。
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