29年度決算審査【2】 道路局関係(10月22日)
11月1日号に続き、私が行った決算審査についてご報告します。今号では、近年の激甚化する自然災害への備えとして道路局が進めている災害対策事業について29年度の成果等をお伝えします。
関―横浜環状南線(※)の進捗状況は。
市答弁―用地については30年9月時点で99%の取得が完了。工事については栄区内のトンネルの掘削に加え、戸塚区のインターチェンジ周辺で迂回路の整備など準備を進めています。
関―南線整備により防災面から期待できる効果は。
市答弁―南線により圏央道と横浜南部市域が直接結ばれ、東名高速や中央道、整備中の新東名などへのアクセスが格段に強化され大規模災害時の緊急車両の通行や物資の輸送などに大きく寄与すると考えます。
関―緊急輸送路の無電柱化は都市の防災力を高める大変重要な取組であるが、どのような路線から進めていくのか。
市答弁―緊急輸送路のネットワークを形成する環状2号線、山下本牧磯子線、鶴見溝ノ口線について重点的に進めています。
関―橋梁・歩道橋の地震対策について29年度の実績と今後の取組を伺う。
市答弁―重要橋梁の架け替えを1橋、一般橋梁の8橋で耐震工事を進め、うち6橋の工事が完了。歩道橋では、第一次緊急輸送路の環状2号線に架かる歩道橋や磯子区の西町歩道橋を含む6橋の工事が完了しています。今後は一般橋梁164橋、歩道橋49橋について補修工事と併せて耐震を進めます。
関―道路がけ防災対策の29年度実績と今後の取組を伺いたい。
市答弁―工事を行う必要がある28箇所のうち、29年度は磯子区杉田二丁目(浜中下)の道路がけなど8箇所で工事が完了しました。残る箇所でも土地境界の確認や地権者との調整を進め着実に取組みます。
関―減災対策に向けた29年度の河川改修の状況と今後の取組について伺う。
市答弁―今井川や和泉川など7河川で656mの改修を進めました。また8箇所の橋梁整備を進め2橋梁が完成しています。今後は帷子川の護岸整備を進めます。
※横浜環状南線:横浜横須賀道路の釜利谷ジャンクションと国道1号線を結ぶ延長約9Kmの自動車専用道路。建設中の横浜湘南道路から新湘南バイパスを経由し、東名高速の海老名ジャンクションに接続。さがみ縦貫道と合わせ圏央道の一部を構成している。
横浜市会議員 関勝則
〒 235-0036 磯子区中原 2-1-20 ビラ中原 1F
TEL:045-770-5602
FAX:045-770-5603
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