独居や夫婦のみの高齢者世帯が多く、将来に向けた高齢者の社会的孤立や孤独予防が課題となっている金沢区並木地区。同地区内の商業施設「ビアレヨコハマ」の一角に11月28、30、12月4日の3日間、高齢者の健康づくりやつながりづくりを目指した交流スペース「ふらっとスペースなみき」がプレオープンした。
これは、昨年から地域課題解決に向けて協働研究を進めている富岡東地域ケアプラザと横浜市立大学の地域看護学教室が、同所を管理する(株)シーサイド開発の協力を得て設置したもの。昨年地域の高齢者に行った聞き取り調査をもとに、脳トレや足年齢測定、簡単栄養レシピ、地域情報など、高齢者の関心をひくコーナーを設けた。
こうした情報の提供はこれまでもケアプラザ内で行っていたが、積極的に足を運んでもらえない現状があった。商業施設内に設けることで買い物のついでに立ち寄ってもらう狙いがある。「60代後半は元気に過ごしていても70歳を超えると動けなくなることも多い。まずは今、買い物に来られる人の介護予防につなげたい」と同ケアプラザの担当者。初日だけで39人が立ち寄ったという。
今年度中は効果検証などを行い、定期的な開催につなげたい考えだ。
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