第41回「全日本中学生水の作文コンクール」で汐見台中学校(磯子区)の柳川心菜さん(2年)の作文が神奈川県審査で優秀賞を受賞。さらに国土交通省による中央審査で国土交通大臣賞にも選ばれた。
このコンクールは次世代を担う中学生に、水について考え、理解を深めてもらうことを目的に、1979年から実施されている。主催は内閣官房水循環政策本部および国土交通省と各都道府県。
今回の県内の応募総数は921編。その中から柳川さんは最優秀賞に次ぐ、優秀賞に選ばれた。最優秀賞と優秀賞計5編は国土交通省主催の中央審査に送られ、さらに国土交通大臣賞を受賞した。県と国とのW受賞となった。
県表彰式は7月31日に、国の表彰は水の大切さに対する理解や関心を深めることを目的とする「水の日」に定められている8月1日に行われた。
宮ヶ瀬ダムへの思い
柳川さんの作文「ともに未来を望みて」は、県内水源の一つ、宮ヶ瀬ダムについて書かれている。「小学生の頃、社会科見学で宮ヶ瀬ダムに行ってから水やダムに興味を持つようになった」と話す柳川さん。ニュースなどで宮ヶ瀬ダムのことが流れると、意識して見るようになったという。元々作文を書くのが好きだった柳川さんは、もっと水について理解を深めたい、との思いでこのコンクールに応募。以前そこにあった村の話やダムにある「望郷の碑」に触れながら、ダムへの感謝や水の大切さについての思いを表現した。
柳川さんは「こういった賞をもらうのは初めて。とても嬉しいです」と受賞の喜びを話す。また「今回、この作文を書いて学んだことを生かして、これからも水を大切にしていきたい」とも話した。
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