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金沢区・磯子区内特定健診 受診率、2割と低迷 「早い発見のため重要」

社会

公開:2019年8月29日

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受診率、2割と低迷

 40歳〜74歳までの横浜市国民健康保険の加入者を対象に、年に1度実施されている特定健康診査(特定健診)。生活習慣病予防などのためにも重要な健診だが、市が公表する2017年度集計では市全体で21・9%と低迷している。磯子区は市内18区中9番目の22・1%、金沢区は4番目の23・2%。これを受け、市は昨年から受診料を無料化。今年は早期受診キャンペーンを展開し、受診率向上を目指す。関係者らは「健康でいるため、年に一度は健診を」と呼びかける。

 特定健診は、生活習慣病患者の高まりから、それまでの基本健診に代わって2008年度からスタートした。

 40〜74歳の市国保加入者を対象として受診券を配布。高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の早期発見のほか、それにつながるメタボリックシンドロームなどを見つけることを目的としている。

区内でも横ばい

 市全体の受診率は、2017年度確定値で21・9%。全国平均は37・2%で、15ポイント以上の差が開いている。

 金沢区、磯子区の最新3年間の受診率を見てもそれぞれ1ポイント内での増減で横ばいとなっており、改善が見られない。両区ではチラシやティッシュの配布、ポスターの掲示での周知をすると共に、区役所窓口で特定健診の制度の案内などもおこなっている。また、磯子区では、商店街朝市やプララ杉田でのイベント内において健康チェックや健康相談を行う「出張!健康づくり応援隊」で、受診を勧めている。

 市全体としても受診率向上のため、市医師会、薬剤師会らと連携。市医師会とは昨年度に受け入れ医療機関向けの講習会(モデル事業)を実施し、市薬剤師会とも薬局店舗での受診勧奨などで協力している。

早期キャンペーン

 市は昨年度、打開策として、これまで1200円程度あった自己負担額を無料化。さらに今年度は、9月末までの受診で、抽選1千人にズーラシアやスカイスパYOKOHAMAの招待券、ロイヤルウィングの特別乗船券などが当たる、「早期受診キャンペーン」を企画。受診率の向上を目指している。

 今年度の受診券は対象者に発送済み。特定健診は、金沢区70カ所、磯子区56カ所の医療機関で受診可能。詳細は横浜市国民健康保険ホームページまたは市けんしん専用ダイヤル【電話】045・664・2606。

大腸がんも無料に

 横浜市はさらに今年度、大腸がん検診の無料化も開始している。2016年度に国の無料クーポンが廃止され、受診者数が減少したことを受けた措置。罹患者数が1位で男女ともに簡単に受けられることから大腸がんが選ばれた。対象は40歳以上の男女。大腸内の出血の有無を調べる便潜血検査を行う。

受診率、2割と低迷-画像2

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