富岡みどり会商店街の会長を務める 門馬 勇一さん 金沢区富岡西在住 70歳
商店街を担ぎ支える
○…「地域の人に楽しんでもらいたい」と、商店街設立50周年を記念し商店街プロレスを企画した。住民に開かれた大規模イベントの開催は初。「地域の人たちとの結びつきはもちろん、会員同士の交流の場にもしていきたい」と意気込む。
○…福島県出身。集団就職を機に上京。23歳で兄に誘われ寝具販売店に。リヤカーで訪問販売したことも。約40年前に独立し富岡西に店を構え商店街に加入。1991年から13年会長を務めた。しかし10年前、高齢化などで37あった加盟店が6に減り解散の危機に。商店街で管理している街路灯の撤去を検討したが「街の明かりを消さないでほしい」と要望を受け、6人での再出発を決意。7年前から2度目の会長となり地道な活動で18店加盟するまでに復活させた。「多くの人に支えられ今がある」
○…「地元で商売しているので恩返しがしたい」と30年以上、交通安全協会の指導員として毎月2回と交通安全週間にスクールゾーンで児童を見守る。「『おはようございます』『いつもありがとうございます』と声をかけてくれるのがやりがいですね」。交通指導員として夏の花火大会やいきいきフェスタなどのイベントで交通整理に尽力する。こうした活動が認められ5年前には緑十字銀章を受章した。
○…店前のバス停でバス待ちをしている人が暑そうにしている姿を見て、市にシェルターの設置を要望するなど、困っている人を見るとほっとけない性格。「喜んでくれる姿を見るのが本当にうれしい」と笑う。商店街プロレスもそんな思いから企画した。好きな言葉は、色々な役割の人が助け合うことを意味する「駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人」。会長として商店街を担ぐように支え続けていく。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>