磯子区の横浜市立脳卒中・神経脊椎センターなど3病院に、11月27日からタクシーを呼べる専用配車端末「MOV CALL(モブコール)」=写真=が設置された。株式会社ディー・エヌ・エーや横浜市が連携する「I・TOP横浜」の取り組み。来年3月まで設置され実証実験を行う。
I・TOP横浜は、IoTなどを活用したビジネス創出にむけ、産学官が交流、連携をはかる枠組み。「新たなビジネスモデルの創出」「社会課題解決への貢献」などを掲げている。2017年にはディー・エヌ・エーが提供する次世代タクシー配車アプリ「MOV(モブ)」の実証実験を実施。18年からはディー・エヌ・エーと県タクシー協会が共同でサービスをスタートさせた際に支援した。
今回、MOVの仕組みを利用した端末を脳卒中・神経脊椎センター、横浜市立市民病院(保土ケ谷区)、済生会横浜市東部病院(鶴見区)の3病院に設置。端末利用のニーズなどの実証実験を行う。MOV CALLはスマートフォンを持っていない人でも、会員登録せずにタクシーの配車が可能。病院内の端末を操作しタクシーを配車できる。MOVでは対応していない、UDタクシーも呼ぶことができる。実証実験への参加タクシー会社は55社、約3500台を予定している。
横浜市経済局によると、患者や通院者の利便性向上を目的に実験を行うという。脳卒中・神経脊椎センターでは28日に7人の利用があったといい「簡単に操作できた」という声が寄せられた。
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