全日本学生ボードセーリング選手権が11月15日〜18日に沖縄県で開催され、関東学院大学ウィンドサーフィン部の関港大選手(2年)が初優勝した。全国から予選を勝ち抜いた110人の頂点にたった。
同選手権は3日間で最大9レースを行い、その獲得ポイントで順位を競う。関選手は昨年も出場したものの、初めての沖縄の風を読み切れず入賞すらできなかった。
「できるだけ楽しもう」と今大会に挑んだ関選手。前日は緊張で眠れなかったというが、「1本目でうまく走れたので、気持ちが楽になれた」と振り返る。勢いにのり初日を1位で通過。2日目は獲得ポイントで僅差になるも1位をキープし、最終日もミスなく走り切った。昨年は下から見上げた表彰台。一番高い位置からの景色に「いい眺めで格別だった」と笑顔を見せる。
関選手がウィンドサーフィンを始めたのは高校1年の時。鎌倉の材木座で練習を積み、地上の2〜3倍の体感速度といわれるスピード感にはまった。やがて同じ場所で練習する関東学院大や上智大の学生と一緒にやるように。「周りの環境がよかった」。早い人が沢山いる中、着実に実力をつけていった。
その後、強豪の関東学院大に進学。今年10月に行われた国体に神奈川県代表として出場し、ウィンドサーフィン級で準優勝。レベルの高い人と争うことで、「こういう風に戦えば、楽しみながら結果が残せる」という”勝利の方程式”を学んだ。12月には部の新主将に。目下の目標は来年3月に行われる団体戦の全国大会だ。「チームとしてまとまって、優勝を狙っていきたい」と力強く話した。
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