金沢区の大松運輸(幸浦)と株式会社大成ERC(福浦)が「よこはまグッドバランス賞」に認定され、1月20日に表彰式が行われた。この賞は、男女共に働きやすい職場環境作りを積極的に進める横浜市内の中小企業に、贈られるもの。SDGsのゴール「ジェンダー平等の実現」や「働きがいも経済成長も」に合致する。今回認定を受けた2社にそれぞれの取り組みを聞いた。
大松運輸
建築資材を中心とした運送業を営む大松運輸。従業員は現在90人だ。一般的に、長時間で不規則な労働が多く、人手不足が問題となる業界の中で、「休みやすい環境を整えるため、充分な人材を確保している」と仲松秀樹社長(47)は話す。有給消化率も高く、原則定時に帰宅できる。「体力勝負の大変な仕事。その分、しっかり休んで家族や個人との時間も持てるメリハリを大切にしたい」。その働きやすさから、近年は若手社員も増え、新卒採用も行う。
さらに「自分の将来が具体的に見えると働きがいに繋がる」との考えで、特に若手社員には今後のキャリアイメージも明確に伝える。「目指すは社員満足度ナンバーワン。社員の幸せは会社の成長にも繋がる」と話す。今後は社内ジムや保養所の整備、若手教育により力を入れる。
株式会社大成ERC
外国人人材の派遣業を営む大成ERCは、社員それぞれの事情に配慮した働き方を推奨する。成瀬有沙社長(45)は「ここ5年ほど、育児や介護など、私生活に様々な事情を持つ社員が増えてきた」と時代の変化を顕著に感じているという。「ライフステージが変わっても、個人の能力は変わらない」との思いから、誰にとっても働きやすい職場づくりに注力。仕事を共有することで、個人に負荷が集中しないことを心がける。
また、社員同士で感謝を伝える「ハッピーカード」や社員や社内で良いことがあれば鳴らす「ハッピーベル」といった独自のシステムを採用。その甲斐あってか、社内はいつも明るい雰囲気で、コミュニケーションが活発だという。「小さなことでも感謝、評価されることが働きがいにも繋がっているのでは」と成瀬社長。これからも相互に理解、評価しあえる会社を目指す。
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