磯子区の栗木神社(栗木2の13の21)で、階段にひな人形を飾るイベントが3月1日(日)から3日(火)まで行われる。企画したのは、栗木周辺に住む主婦ら15人で構成する「おひなさまの会」。28段の階段に約350体並べる予定で「ぜひ皆さんに楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。
「数年前から構想を練っていた」。こう話すのは、代表の早川三枝子さん(70)。毎年2、3月になると、子どもが成人し飾らなくなったひな人形の保存方法や処分などの話題が仲間うちで出ていたという。「押し入れなどにしまい込み、日の目をみることがなくなった人形を何とかしたい」と企画した。
参考にしたのは、千葉県勝浦市で開催されている催し。市内に約3万体の人形が飾られる全国でも有数のひな祭りイベントだ。遠見岬神社の60段の石段に約1200体が並べられる様は圧巻だという。「これを地元の栗木でできないか」と町内の仲間ら15人が集まり、昨年11月に会を結成。栗木神社に相談し今年の開催が決まった。
展示する人形は、口コミや掲示板で呼びかけ寄付されたもの。主に7段飾りで25セット約350体が集まった。期間中は、全ての人形を展示する予定だ。
展示に「憧れ」
女の子の成長を願い飾るひな人形に憧れを持つメンバーがいる。岩沢恵子さん(74)はその一人。「うちは息子しかいなかったので、家に飾れなかったのが心残りだった」と、この企画に参加した理由を話す。数年前には遠見岬神社を訪れ「すごくかわいくて感動したことを覚えている」と振り返る。
2月18日には、栗木神社で展示のリハーサルが行われ、メンバーはレイアウトを考えながらお内裏様やお雛様を並べた。石段に飾られた人形を見た早川代表は「想像以上にかわいらしく並んでいた。このイベントで地域の方々が楽しんでくれれば。たくさんの方に見に来てほしい」と話した。
展示は午前10時から午後4時まで。雨天の場合は中止。
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