早急な対策が求められている新型コロナウイルス感染症に対し、横浜市立大学の研究グループは3月9日、ウイルス抗体の検出に成功したと発表した。これにより、血液中の抗体を調べることで、ウイルスに感染しているかどうかが15分から30分程度で分るという。
同大学学術院医学群微生物学の梁明秀教授を中心とするグループの研究成果。感染患者6人で試験した結果、全員から抗体検出の陽性反応が出て、性能を確認した。
特別な装置を使わずに短時間で判定することができ、血液の採取による検査のため、二次感染のリスクも少ないという。診断の簡略化や迅速化に効果が期待される。発症後7〜10日程度経過した肺炎患者などの使用に有効とする。従来のPCR法と併用することで、より的確な診断を行うことが可能だとしている。
梁教授は「本研究成果は、基礎研究医と臨床医の連携により、オール横浜市立大学で取り組んだ結果、達成出来たものです。実用化を目指して日々全力で努力している」とコメントした。
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