3月末に施設改良工事が終了した金沢区能見台にある谷津坂第一公園で、チューリップが見ごろを迎えた。芝生広場の一角にある既存の草花を生かした野原に、チューリップやヒヤシンスなどが色とりどりの花を咲かせている。
同公園の公園愛護会が結成されたのは、今年1月。以前は金沢区土木事務所が年2回、手入れするのみで、芝生広場には草が生い茂っていた。「この自然な雰囲気を生かし、新しい広場ができないか」--。そんな区民の提案を受け、2019年6月からプロの造園士を招いた講習会を計6回、開催。住民らの参加を募り、最終日の11月にはチューリップやヒヤシンスの「ばらまき植え」を行った。これは、球根を空に放り投げ、落ちたところに植えるやり方。花の色が偏らず、時期もまちまちになるため、より自然な花園ができるという。
この講習会がきっかけで生まれたのが谷津坂第一公園愛護会「のはらぐみ」だ。片岡八郎会長(84)は「四季を通じていろいろな花が咲いてくるはずなので、楽しんでほしい」と話す。同会の活動日などはフェイスブックなどで随時、発信している。「草花の好きな方はぜひ一度、参加してみてください」と呼びかけている。
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