外出自粛が続く中、厳しい経営が強いられる飲食業界。何とか活路を見出そうとテイクアウトを始めた店舗も少なくない。そんな地元店を応援しようと、金沢区内の情報を集約したサイトが複数立ち上げられた。
金沢八景で飲食店を営む池沢将吾さんとwebエンジニアで横浜市立大学大学院に在籍する岩本雄さんが作ったwebアプリのサイト(http://ouchi-de-gohan.com/)には、地元店舗の写真が並ぶ。4月9日にSNSで協力店を募ったところ、開店当初から常連客だった岩本さんが名乗りをあげた。「学生の頃にお世話になった恩返しができれば」とすぐに作成に着手し、13日に公開した。
「毎日、3食を作るのは大変」──。主婦や地元の声も池沢さんの背中を押した。「飲食店は飲み物や食事をツールにしてお客様の生活を豊かにするもの。街のインフラとして、あってよかったと思われる存在になれれば」と話す。岩本さんは「飲食店やお客様の意見をいただきながら、サイトを進化させていきたい。ソースコードは無料でコピーできるので、多くの人に改変して使っていただきたい」と話した。情報提供は【電話】045・370・8642(池沢さん)へ。
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「WE LOVE金沢区フェスティバル」は、4日から区内の飲食店などの情報をブログ内(【URL】https://ameblo.jp/lovekanafes/)で紹介している。もともと3月下旬のイベント開催を目指し、「金沢区が好き」という共通項でつながったスマイルプレイスの多田亜沙美さん、ヨコハマママナビの清水正美さん、二見翼さんの3人が立ち上げた団体。イベントは中止になったものの、知り合いの飲食店などの苦境を聞き、「何とかしたい」と情報発信を開始した。3人がそれぞれ飲食店に声をかけるなどし、掲載店舗を増やしてきた。二見さんは「みんな仕事のスキマ時間にやっているので、皆さんの情報提供をお願いしたい」(【メール】lovekanafes@gmail.com)と呼びかける。
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視覚的に分かりやすいようにと「TAKEOUTマップ」(【URL】https://yokohamakanazawa-takeout.jimdofree.com/
)を作成したのはグラフィックデザイナーの山崎真実さんだ。利用者を土地勘のある地元住民と想定し、まずテイクアウトの可否情報が先行と考え、マップをベースにしたレイアウトで、多くの飲食店を掲載することに重きを置いた。「ある程度情報が集まったら、詳細コンテンツ作成に着手する予定」という。
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