臨時休校中のため学校に通えない児童らに自宅でものづくり体験をしてもらおうと、金沢区を中心に活動するNPO法人AozoraFactory(本多竜太代表)は、ものづくりキットを無料で発送している。「自宅で過ごす時間が多くなるこういう状況でも楽しんでほしい」と本多代表は話す。
「もどかしさあった」
2016年から親子向け体験型ワークショップを開催してきた同団体。しかし、昨年は台風19号の影響で、例年10月に開催する「AozoraFactory」が中止となった。さらに、今年4月にオープン予定だった三井アウトレットパーク横浜ベイサイドとの連携イベントも新型コロナ禍により延期に。本多代表は「イベントが開催できずもどかしさがあった」と話す。新型コロナ禍で、人と人が会うことが難しい状況の中、会わなくても体験できるワークショップができないかと思案。過去のワークショップで使用していたキットを希望する家庭に郵送することを考えた。
第1弾は、工業用ファスナーの専門商社・ヨコハマ機工が協力。4月21日から釘や毛糸を使い、文字や模様を作るキットを先着20人に発送した。YouTubeで制作方法などを配信し、動画を見ながら子どもたち自身で作れるように。さらに、完成品をEメールで送付してもらい同団体のSNSにアップし交流を図った。参加者の中には、千葉県や兵庫県からの応募があった。今後は、近日中に第2弾として竹内紙器製作所提供によるポストカード作りを計画。第3弾以降も継続していく考えだ。
「新型コロナ禍が終息し、オンラインでの交流が多くなることが予想される中、新たなチャレンジとして一つ形にすることができたのでは」と本多代表。
第2弾の詳細は同団体ホームページ(【URL】https://aozorafactory.com/)へ。
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