横浜南青色申告会の磯子支部長に就任した 高田 吉衞さん 磯子区岡村在住 68歳
「笑顔が好き」が原動力
○…横浜南青色申告会には2013年に入会するも当初は活動に積極的ではなかった。昨年初めて総会に出席。役員と交流し、会のことをもっと知りたいと興味が沸いた。支部長に推薦され6月に就任。約660人が属する磯子支部含め、会は高齢化や後継者の減少で退会が相次ぐ。「信頼性が高い団体の魅力をPRし減少を少しでも食い止めたい」と意気込む。
○…高校生の時、父親の会社が倒産し夜逃げした過去が。そんな経験から「倒産しない会社」と選んだのが国家公務員。検察庁に入庁し検察事務官に。「若い頃は成田闘争やロッキード事件の応援にかり出された」と懐かしむ。選挙違反や汚職事件には「納税者である国民が被害者」という正義感を持ち職務にあたった。公務員人生は「人のために」と働いた42年間だった。
○…7年前、行政書士事務所を岡村に開業した。相続や遺言をメインにするのは、自身が家族間での相続争いを経験したから。「困っている人の気持ちが少しはわかるかな。だからこそ争う前に少しでも力になりたい」。頼まれたら断れない性格から、たとえ仕事につながらない相談でも快く答える。「『困っている』という言葉に弱いのかもね。ほっとけないんですよ」
○…子どもの頃から好きなモノづくりが高じてDIYアドバイザーの資格を取得。電気工事士の免許も持ち、とにかくアクティブ。ボランティアにも目覚め、スマホタブレットや日曜大工の講座の講師を務めたことも。磯子区災害ボランティアネットワークや自治会副会長、子ども食堂の運営にも携わり、手帳はボランティアで常に埋まっている。大変なこともあるというが「人の笑顔を見るのが好きなんだよね」。笑顔で活動する。
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