神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

自社内で廃フィルムを再資源化 リサイクルに取り組む藤森工業

社会

公開:2020年9月17日

  • LINE
  • hatena

 世界的な課題になっているプラスチックごみ問題。プラスチック循環利用協会によると2018年の日本のプラごみの有効利用率は84%。しかし内容は、サーマルリサイクル(燃焼させた熱利用)が56%と半分以上を占め、再生樹脂などに利用されるマテリアルリサイクルは23%に留まる。

1日1・5tを処理

 複合材フィルムで詰め替え用の包装材などを製造する藤森工業=金沢区幸浦=は、リサイクルを推進するため、15年前の移転を機に資源リサイクル室を設置した。「それまで廃棄していた製造工程ででてくる端切れや不具合品を有効活用できないかというのが出発点だった」と話すのは、総務課長の福田総一郎さん(42)。従来は不可能とされていたアルミ箔を含む廃複合材フィルムを粉砕しリペレット(再生樹脂)化する技術を開発。現在、自社内の機械で1日1・5tのリペレットを製造する。リペレットは業者に販売され、簡易プラスチック製品に生まれ変わるという。

 「包む価値の創造を通じ、快適な社会の実現に貢献する」ことを企業理念に掲げる同社。ボトルではなく環境負荷の少ない詰め替え包材の製造を扱うことからも、その姿勢がうかがえる。

 「原料から製品を作る過程で出るロスを減少させることも進めていきたい」と品質・環境・安全統括センター長を務める小川秀道さん(59)。植物由来のバイオマス商品の研究や脱アルミ包装材料など環境に優しい製品開発も進める。

金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6

金沢区の富岡総合公園で「感謝DAY」

金沢区の富岡総合公園で「感謝DAY」

11月30日、開園50周年記念のステージイベントも

11月25日

磯子区・杉田地区連合町内会が1年間の無火災達成

納税普及に尽力した個人・団体を表彰

納税普及に尽力した個人・団体を表彰

横浜南税務署管内の4区

11月23日

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る

投票受付中、抽選でプレゼントも

11月23日

初の「よこはま子ども国際平和シンポジウム」で小中学生ら議論

横浜市立大道小学校で5年生児童が弱視を体験

横浜市立大道小学校で5年生児童が弱視を体験

講師は鶴見大学元木教授

11月23日

ウスイホーム金沢文庫店

横浜市金沢区谷津町337 0120-938-171

https://www.usui-home.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 10月24日0:00更新

  • 10月17日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook