世界有数のヘルスケア企業、ロシュ・ダイアグノスティックスは9月17日、闘病中の子どもを対象に「ロシュゆめいろシューズプロジェクト」のワーククショップを開催した。横浜市立大学附属病院と浦舟特別支援学校の院内学級で闘病生活をおくる子ども7人がオンラインで参加した。
参加者はシューズの8種類の台紙から好きなものを選び、自由に塗り絵を作成。これをもとにプロのシューズ作家が手書きで世界にひとつだけの「ゆめいろシューズ」に仕上げ、子どもにプレゼントする。参加した子どもからは「楽しかった」「世界に一つしかないから、履くのがもったいない」といった声が聞かれた。また、オンライン以外で20人以上の子どもも参加している。
シューズの製作費はロシュ社員の寄付で支払われる。同社の小野綾さんは「家から離れて治療を頑張っている子どもが、前を向いて歩く支えになるような靴になれば」と話した。
こどもホスピスを支援
同社は毎年、世界中で社員が参加するチャリティ活動を実施している。今回は、NPO法人こどもホスピスプロジェクトの関係者と社員が知り合いだった縁で、支援策を模索。連携する院内学級でのワークショップが実現した。特設ページの訪問者数とSNSでのリツイート数に応じて、同プロジェクトに寄付する。
同法人は昨年、「生命を脅かす病気の子どもと家族の療養生活支援施設」の整備運営事業者に選定された。現在、金沢区六浦東でこどもホスピス設立の準備を進めている。来年8月末までに完成する予定だ。
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