横浜市立大学附属病院(金沢区福浦)は、9月28日から、新型コロナウイルス感染症への対応や研究成果を知ってもらおうとパネルを制作し、駅と病院を結ぶ通路の一角に展示している=写真。
同病院は、ダイヤモンド・プリンセス号で新型コロナの陽性者が発生した当初から患者を受け入れ治療にあたってきた。市中感染が拡大した際には、神奈川モデルの「高度医療機関」として専用病床を設け重症度の高い陽性患者の治療に対応してきた。また、医学部の各研究室では、ウイルスの解明や治療法・診断法の確立のための研究が行われ、成果を発信し続けている。
今回のパネルは、同病院がどのように新型コロナに対峙してきたかを記録に残すために制作。院内・学内の事務職員や医療職の有志スタッフによるプロジェクトチームが企画した。
6枚のパネルには、同病院が診療を行ったコロナ患者の数や地域医療の崩壊を防ぐための神奈川モデルにおける同病院の役割、院内の感染対策、日本初の新型コロナ回復者専用抗体検査などを紹介している。
プロジェクトチームの一人で地域連携課の友田安政さんは「院内感染やクラスターを起こさずに医療提供を継続してきた当院の徹底した感染対策や、裏方として感染対策に講じている人の頑張りを多くの方々に知ってもらいたいと企画した。少しでも安心して医療を受けてもらうきっかけになれば」と話した。
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