能見台小学校の5年1組の児童と地元和菓子店の横浜紅谷能見台店が新商品の開発を協力して行っている。テーマは「春におめでとうが伝わる和菓子」。11月11日には児童のアイデアをもとに作られた試作品4品の試食が行われた。今後、児童の意見を取り入れつつ改良を重ね、2月の完成を目指す。
5年1組の児童29人は総合の授業で、7月から能見台周辺の店舗をまわり、新型コロナウイルス感染症の影響で困ったことがないかなどを聞き取り。店舗の感染症対策やおすすめ商品などを伝えるポスターを作り支援してきた。
そんな中、横浜紅谷が能見台商店街の七夕祭りの中止で、新商品を披露する場がなくなったことを知った。「自分たちにできること」を考えた結果、「おめでとうが伝わる新商品」を一緒に開発することに。購入者が「おめでとう」を伝えたい誰かに贈ることで、町を活性化したいという思いを込めた。
同店の鈴木和美店長を学校に招き、お祝いや卒業式、入学式でつかえるように春の和菓子を一人一人が考案した和菓子をプレゼンテーション。今回はその中から4つを選び、試作品が作られた。
試作品はいちごを練りこんだあんこを包んだ練り切り、抹茶あんを包んだほうじ茶のわらびもち、桜やわらびもちが入った錦玉、パイナップルと白あんを包んだわらびもちの4品。錦玉を考案した小林紗良さんは「いろんなものを錦玉の中に入れたものを書いたので、実現は無理かなと思っていたけど、キレイにできていてすごい」と感想を話した。
最後に児童が試作品の感想を発表。人気があったのは、パイナップルの和菓子で、パインのジューシーさや白あんとの相性が高評価だった。鈴木店長は「みんなが食べておいしいと言ってくれて嬉しい。今日の和菓子は商品の”赤ちゃん”なので、意見をもらって完成させていければ」と話した。
![]() 試作品の和菓子4品
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