全日本チアダンス選手権大会が12月27日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都)で行われ、県立金沢総合高校(金沢区富岡東)ダンス部のD☆FREAKSがチアダンス部門高校生編成で優勝した。同大会での優勝は2011年以来9年ぶり。
D☆FREAKSは、VTR審査の関東予選大会を1位で通過。予選通過チームが全国から集まる決勝は、審査員の前で演技を披露した。この大会では、映画「チア☆ダン」でもモデルとなった福井商業高校のJETSの優勝が続き、同校はここ数年、2位以下に甘んじていた。当日の演技について顧問の岡本泉教諭は「すごくよかった。自信に満ち溢れた演技をしていた」と称賛する。チアダンスが大好きだという気持ちや一緒に作品を作り上げてきたコーチや仲間への感謝の思いを込めて踊ったという部長の山田すず音さん(3年)は、「優勝は一番大きな目標だったので、とても嬉しかった」と優勝の喜びを話した。
昨春の休校期間中は、全員で集まれず部活動ができない日々が続いた。そんな中でも部員はオンライン上に集い、一緒に筋力トレーニングなどをしたほか、各自で走り込みやイメージトレーニングを行い体力強化を図った。岡本教諭は「各自がやることをやっていた結果、体力はむしろあがった感がある」と話す。
また、Zoomを使って頻繁にコーチと話す機会をつくったほか、チーム内でも話し合いを重ね連帯感を深めていった。合同練習は7月頃から段階的に再開していった。山田部長は「みんなで部活動をできることが当たり前でないことをすごく実感した。だからこそ、みんなで踊れた時の嬉しさを感じることができ、チームの一体感が増した」と振り返る。
次の大会は3月に行われる全国大会のUSA School&College Nationals2021。山田部長は「OGとして後輩に伝えられることをしっかり伝え、全国制覇をしてほしい」とエールを贈った。
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