横浜市西区在住でろう者の早瀨憲太郎監督の映画『咲(え)む』が6月27日(日)、金沢公会堂(区役所隣)で上映される。全日本ろうあ連盟創立70周年記念として製作されたもので、地方の限界集落を舞台に耳の聞こえない女性が地域を元気にしていく内容だ。
作品名『咲む』は万葉集からとった言葉。「笑い顔になる」「花が咲き始めつぼみがほころびる」などの意味がある。製作期間は4年。セリフのある役者は42人出演しており、そのうち8人のろう者がろう者役を演じる。主演は藤田菜々子さんで、島かおりさん、佐藤蛾次郎さん、丘みつ子さんらベテラン俳優も出演する。
一般社団法人横浜市聴覚障害者協会の井上良貞理事長はこの作品の目的として、「ろう者への理解啓発」「手話言語の普及」「村おこし」の3点をあげる。「障害者のあるなしに関わらず、みんなで一緒に演技していることに感動した」と話す。金沢区聴覚障害者協会の佐々木登会長は「一人でも多くの人に見てもらうことで、世の中がちょっと変わるのではという気持ちになった。ぜひ、いろんな人に見ていただきたい」と話した。
上映会は午前11時〜と午後2時〜の2回。高校生以上1200円、小中学生500円。また8月29日には磯子区の磯子公会堂で上映予定だ。
チケットの申し込み・問い合わせは(一社)横浜市聴覚障害者協会事務局【FAX】045・475・2112、【電話】045・475・2061、【メール】yokochokyo_soumu@hamashinren.or.jpへ。
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