磯子区消費生活推進員の代表を務める 坂爪 正博さん 磯子区坂下町在住 70歳
”良い加減”で地域に貢献
○…日常生活の中で、区民が悪質商法や詐欺などの被害に遭わないよう啓発に取り組む消費生活推進員。誰もが安心して生活を送れるように、講座や講演などを通して実際の手口や対策などを伝える。消費生活推進員として今年度で3年目を迎え、磯子区の代表に。「高齢者も増える中、活動を通じて少しでも被害を減らせれば」
○…生まれも育ちも磯子。根岸小、関東学院六浦中・高、関東学院大出身で、仕事では父親が創業したクリーニング店を継いだ。地域で商売営む中で地域活動にも積極的に関わり、町内会での役員や、今年3月までは消防団員としても活躍。「何事も気負わず、”良い加減”が大切。そうでないと続けられない」と話し、無理のない範囲で地域に貢献している。
○…長年楽しむ趣味がヨット。仲間と船を共同で保有し、月に2回ほど海に出る。「ヨットというと敷居が高いイメージがあるかもしれないけど、そんなことはない。気軽に『乗ってみたい』と声をかけてほしい」と微笑み、磯子区磯子に拠点がある横浜ヨット協会の会員としてマリンスポーツの普及にも注力。さらに、小型船安全協会のメンバーとして、今年の東京五輪のセーリング競技では海上での警備を担った。「1年遅れではあったけど、五輪に関われたのはうれしかった」
○…コロナ禍で啓発が難しく、今年度から新たに推進員を担うメンバーへの講習も未実施の状況。それでも「被害を減らすには注意喚起を継続していくことが必要」と語り、先の啓発実施に向けて企画を練る。「できるかは分からなくても、まずはしっかり準備をしないと。啓発は何回繰り返しても無駄にはならない」。安心して暮らせる磯子区をつくるため、力を尽くしていく。
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