サッカーW杯の予選で試合前の国歌斉唱の際に3本指を立て、軍の圧政に抗議を示したミャンマーのサッカー代表選手・ピエリアンアウンさんがこのほど、中区本牧を拠点とするJ3リーグ所属・YSCC横浜の練習生になった。
そのまま帰国すると拘束などの危険性があることから支援者らのサポートを受け日本にとどまっていた。(株)YSCCには、知人を介して吉野次郎社長に受け入れについて打診があった。吉野社長は「プレーする場を失ったサッカー青年に場所を提供するのは当然」と、その準備があると回答。「多様な人たちを受け入れていくのが横浜の歴史」として、受け入れる素地があったとする。
練習合流初日の7月31日、ピエリアンアウンさんは練習後に、報道陣の取材に応じた。
サッカーができる環境を得たことについてYSCCに深く感謝。一方で、「グラウンドの外に出ると母国を思い出し悲しくなる」と心情を吐露した。「一生懸命練習して、いずれはミャンマーで子どもたちにサッカーを教えたい」と話した。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>