磯子区岡村の岡村天満宮(杉原紳元宮司)で、8月24日と25日に例大祭が開催された。建て替え工事が進められていた神楽殿が工事後初めて使用され、岡村囃子一友會が囃子を披露。緊急事態宣言下で近隣住民らを招いたお披露目は叶わなかったが、境内に笛と太鼓の音色が響き渡った。
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もともとあった神楽殿は100年ほど前に建てられたもので、関東大震災で大部分が崩落し、修復を重ねて使用してきた。しかし、ここ数年は老朽化が顕著で腐敗も進んでいたことから、建て替えを決定。昨秋から工事が進められていた。
新たな神楽殿は宮大工が制作した檜造り。天井画などは日本画家の朝倉隆文氏が揮毫、扁額文字彫刻は彫刻家の下山直紀氏が制作した。
例年の例大祭ではゆかた踊りや奉納演芸などが行われ、奉納演芸は地域住民らが神楽殿に上がる機会となっていた。しかし、緊急事態宣言下のため今年も奉納演芸などは中止に。昨年に引き続き、例大祭式典と疫病退散祈願、囃子のみ行われ、新しくなった神楽殿で岡村囃子一友會が囃子が披露した。杉原宮司は「新たな神楽殿となったが、お囃子のみで残念。今後の感染状況次第ではあるが、秋祭りでお披露目ができるか検討している」と話した。
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