磯子区の横浜市議会議員補欠選挙が9月17日告示、26日投開票される。期日前投票は18日から、磯子区役所1階区民ホール(午前8時30分〜午後8時)とはまぎんこども宇宙科学館1階会議室(午前9時30分〜午後8時)で実施される。
この補選は、市長選に立候補した太田正孝氏の自動失職に伴うもので、本紙の調べによると元職1人、新人3人の計4人が名乗りを上げている(9月13日寄稿)。
元職は立憲民主党の伊藤純一氏(48)。新人は無所属の二井久美代氏(39)、共産党の蓮池幸雄氏(69)、無所属の森大樹氏(41)が出馬へ準備を進めている。新人3人は、2019年の統一地方選挙に続く挑戦となる。
なお、前職の太田氏も立候補の意思を示していたが、9月3日に出馬を取りやめた。
重点施策は
伊藤氏は市職員を経て、南区で15年から19年まで市会議員を1期務めた。ワクチン接種や検査体制を充実させる迅速な新型コロナ対策、子育て環境や医療・介護環境の整備などを訴える。
二井氏は行政書士、国会議員秘書を経験し、19年の統一地方選では次点で落選。コロナ対策強化のほか、子どもにかかる医療費の無償化などを通し、子育て・教育環境の向上を目指す。
蓮池氏は39年間神奈川県職員として勤務。行政経験を生かし、ワクチン接種・検査体制を拡充するコロナ対策、待機児童対策による子育て環境の整備、透明性の高い情報開示などを重点とする。
森氏は行政書士事務所の代表で、専門学校講師も務める。選挙活動の在り方に疑問を感じ、「磯子に正義を取り戻す」と訴える。また培ったノウハウで、磯子区からのいじめの根絶を目指す。
2年前の19年市会議員選挙での磯子区の投票率は43・02%、11年の補欠選挙では20・21%だった。磯子区の選挙人名簿登録者数は男性6万8684人、女性7万1491人、合計14万175人(8月7日現在)。
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