金沢区磯子区で活躍する経営者を紹介する「社長列伝」。今回は金沢区幸浦にある大松運輸の仲松秀樹代表取締役社長に聞いた。
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創業者の父親から会社を継いだのは、33歳の時。当時は社員約20人の会社だった。就任当初は、一人で販路を切り拓き会社を大きくしてきた父親と「同じことをしなければ」というプレッシャーと、できないジレンマに苦しんだ。考え抜いてたどり着いた答えは「自分のできるとこまでやろう」。顧客を増やすため、インターネット黎明期にホームページを開設し、「建材専門の運送業」という自社の強みをアピールした。
働きやすい環境整備
「きつい」「給料が安い」「休めない」など負のイメージが強い運送業。そんなイメージを払拭し社員が幸せになる働き方を仕組みとして作ろうと、40周年を迎えた一昨年、未来に向けた3つの施策を発表した。
1つは「アスリート応援採用」だ。社会人アスリートが競技をしながら仕事と両立ができるような環境を整備し、生活と将来の安定を図れる環境整備を目指す。現在この採用で働く社員は7人。女性社員も活躍する。
また、新入社員の離職率を抑えるため、トレーナー制度を導入。新卒なら1年以上は指導する社員と組んで、安心して仕事を覚えられる体制を整えた。さらに今年から、顧客を増やし単価を上げようとエリア配送を開始。金沢区、瀬谷区、平塚市の事業所を拠点とし、新規開拓を目指す。社員の給与増につなげたい考えだ。
すべての施策に流れるのは、「運送業は人がすべて」という思い。約100人の社員がひとり一人が生き生きと仕事をできるよう、まい進する。
■大松運輸=金沢区幸浦2の14の2、【電話】045・752・9533
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