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公共建築から民間まで 身近な建物に県産木材を 矢野建築設計事務所
地球温暖化対策や持続可能な森林づくりなどの観点から、神奈川県は建築物を作る際に県産木材の利用を促している。今年4月改正の方針では小規模な公共建築物を原則木造化するだけでなく、民間建築物でも木材利用を促進。約7年前から県産木材の活用を勧めている矢野建築設計事務所の矢野武代表に、県産木材の魅力について聞いた。
家に愛着を
県産(地元産)の材料を使う効果の一つに「愛着」を挙げる矢野代表。「自分が生まれた時に地元で親が植えてくれた杉の木を使い、家を建てた人がいます。その人は親への感謝と愛着を感じ、家を大切にしています」と話す。ひび割れやさびなどが生じるコンクリートや鉄などの劣化と比べ、経年変化が味になるのも木材の特徴の一つ。「キズや色焼けなどは、何か懐かしさや温かみ、歴史などを感じませんか。リビングや玄関などの一部の内装に県産木材を使うだけでも、木のぬくもりや香り、木目や節の表情から自然の美しさ、地元愛を感じられるのではないでしょうか」
県産木材を使った場合の費用も気になるところ。矢野代表によると輸入材と比べると確かに高価だが、全体の工事費に占める木材の材料費の割合は小さいため、県産木材だから極端に高額になる訳ではないという。
県産木材は主に杉・桧でやわらかくキズや反りが生じやすいが、圧密加工や合板加工などをすることで仕上材にも活用できる。同事務所は、一部に県産杉のフローリングを使用。また、設計を担当した市内小学校の学童施設、6月に改修を終えるかながわ県民センター(横浜駅西口、一般開放部分)でも県産木材を多く活用している。「先人が植林し成熟した県産木材を少しでも使うことで、森林資源の循環利用の一部を誰でも担うことができます。木目や節、色合いなどの魅力を、ぜひ一度ご覧ください」
■取材協力/(株)矢野建築設計事務所 磯子区西町14の11神奈川県総合薬事保健センター3階 【電話】045・751・2889
矢野建築設計事務所
横浜市磯子区西町14の11神奈川県総合薬事保健センター3階
TEL:045-751-2889
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