磯子区歯科医師会の会長を務め、歯や口の健康づくりに取り組む 村瀬 勝巳さん 磯子区洋光台在住 57歳
職種超え、生活支える
○…歯や口の健康に関する事業を展開する磯子区歯科医師会の会長を務めて約1年。約70人の会員をまとめ、区民への啓発や会員の知識・技術向上を目指す研修、感染症対策などの講習を進めている。「歯科から磯子区民や横浜市民の健康に貢献したい」。新たにこども食堂での相談を企画するなど、市民の健康を支えるために力を尽くす。
○…出身は静岡県富士市。親族に歯科医師や看護師がいたことで自然と歯科医師を目指し、神奈川歯科大学に進学。卒業後は加藤歯科(金沢区)を経て、大学時代の先輩の紹介で洋光台で「村瀬歯科医院」を開業した。「年代を問わず、地域に密着して歯科医療を提供する」という思いのもと、保育園の園医や学校の校医、ケアプラザの運営委員なども兼務。各地で区民に寄り添い、診療や啓発を続けている。
○…歴史好きで、司馬遼太郎や北方謙三などの小説を愛読。また、旅先では城を巡って石垣や城壁など細かな箇所まで観察し、歴史上の人物に思いをはせる。「城を見ていると、作らせた人の人物像も垣間見える気がする」。自宅では知り合いから引き取ったネコのハルナ君との時間が癒しのひと時だ。
○…医師や歯科医師、薬剤師、ケアマネジャーなどで構成される多職種連携会議「レインボーネットワーク磯子」の名づけ親でもある。3年前にそれぞれが本職役として出演し、区民へ在宅療養の実情を伝える寸劇を披露。高齢化が進む中で、日常的に医療・介護専門職が連携していく必要性を再確認した。「歯科医師会の中はもちろん、職種を超えたつながりも大切にしていきたい」。コロナ下で薄まったコミュニケーションを活性化させ、手を取り合って市民の暮らしを支えていく。
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