関東学院大学(金沢区六浦東)サッカー部から、新たにJリーガーが5人誕生する。J1のクラブへ2人が加入するのは、同大で過去最多。昨年12月22日には金沢八景キャンパスで記者会見が行われ、それぞれがプロの舞台へ向けた意気込みを語った。
同大は2006年から横浜F・マリノスと提携。「大学とJクラブが共に学生を育てる」ための取り組みを進め、近年は毎年のようにJリーガーを輩出している。
来季からのJクラブ加入が内定したのは村上悠緋選手(J1/横浜F・マリノス)、河波櫻士選手(同/サガン鳥栖)、岩元ルナ選手(J2/ザスパクサツ群馬)、藤本裕也選手(J3/松本山雅FC)、坂本順平選手(同/YSCC横浜)の5人。J1クラブへの加入は、15年度卒業の富樫敬真選手以来7年ぶり。2人の加入は同大で過去最多となる。田林雄サッカー部部長は「攻守にアグレッシブなサッカーを継続してきた成果。今回は5人も決まり、実りの多いシーズンとなった」と話す。
村上選手は昨年デビュー
昨年12月に同大で開かれた記者会見には、5人と小山嚴也学長、奈良安剛サッカー部監督、田林部長が出席した。
学生でも公式戦に出場できる特別指定選手として、8月にプロデビューした村上選手。「できる部分もあると感じたので、1年目から自分の持ち味のゴールへの嗅覚や決定力を出していきたい」と意気込む。奈良監督が「爆発的なスピードと左足のキックはプロのレベルでも通用する」と称する河波選手は「多くの人が評価してくれて、プロサッカー選手という夢が叶った。感謝を忘れずにやっていきたい」と抱負を語った。
「仲間の大切さ」感じた
同大サッカー部には約100人の部員が所属している。地元の中学生の指導といった地域貢献も行いながら、部員たちは日々の練習や試合で切磋琢磨してきた。「大学では仲間の大切さに気付いた。同級生や下級生など、仲間の存在があって4年間ぶれずにサッカーに取り組めた」と副キャプテンの岩元選手。藤本選手は「練習前の落ち葉拾いなどの積み重ねが、大事なところで勝利につながると教わった」と大学生活を振り返った。
旭区出身の坂本選手は、地元のYSCCでプロのキャリアをスタートさせる。「ここからがスタート。まずは開幕戦に出て、チームのJ2昇格に貢献したい」。小山学長は「OB含め、皆さんの活躍を楽しみにしている」とエールを送った。
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