関東学院大学出身で2月21日、母校のラグビー部監督に就任した 立川 剛士さん 金沢区富岡西在住 46歳
母校を強くして恩返しを
○…関東学院大学ラグビー部で主将を務めた1998年、横浜は沸いていた。プロ野球でベイスターズが日本一、横浜高校野球部は甲子園を春夏制覇。同大ラグビー部は、全国大学選手権で初の連覇を達成した。「権藤監督や松坂選手らと一緒に表彰を受けたのを覚えている」。卒業後はトップリーグや日本代表で活躍。2018年から同大コーチに就き、今年2月に母校の監督として夢の一歩を踏み出した。
○…佐賀県出身。小中時代に打ち込んだのはサッカー。中学3年の時、駆り出された陸上大会での走りを見たラグビーの強豪校・佐賀工業高の監督からスカウトを受けた。「サッカーで国見高と考えていたけど、うちなら花園に行けると言われて」。3年連続で花園の舞台に立ち、高校の監督と同級生だった当時の春口廣監督からの一声で関東学院大へ。「当時はそこまで強くなかったけど、名門大を倒そうと皆ハングリーだった」。約200人の仲間と力を合わせ、3年次に大学選手権で初優勝。4年次には主将を務め、黄金期の一端を担った。
○…大学時代は釜利谷などで寮生活。コーチを務めるようになってからは富岡で暮らしている。「海の公園は仲間と一緒によく飲んだり、語り合った場所」。2人の息子は自然と自身の後を追うように、佐賀工業高、関東学院大でラグビーに打ち込んでいる。
○…「責任も感じているが、チームを強くしていけるワクワク感も強い」。チームは昨年、関東大学リーグ2部に降格。ここからの2年でリーグ1部復帰、大学選手権出場を目標に据える。「強い関東学院大が戻ってきたと思ってもらえるようにしたい。この地域へ恩返しをしたいので、できることがあれば声をかけてほしい」
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