野口英世と長浜 第6回 手紙から見る野口英世の素顔 文/NPO法人野口英世よこはま顕彰会
このコラムでは、一号停留所の保存運動をする野口英世よこはま顕彰会が6回にわたり、野口英世と金沢区長浜とのつながりについて紹介する。
福島県猪苗代町出身で金沢区並木に住む坂直孝の実家は野口英世と関りがあり、手元には英世直筆の5通の手紙が残る。
英世の恩人・小林榮先生の夫人・しゅんは、直孝の祖父・誠の16歳年上の姉で、坂家と小林家は徒歩数分の距離。誠は小林家を通じて、1歳年下だった英世と遊び友達だった。英世が母・シカの肩に手を置いた写真は有名だが、その隣にしゅんが写っていることは、知られていない事実だ。
1893年、渡部鼎先生による英世の左手手術の翌年の英世の手紙=写真=は、現存する最も若い16歳の時のものと推察される。学校の出席簿だけによって推定されていた手術の動機、手術料の出所、医学を志すまでの過程が分かる。
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