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野口英世と長浜 第6回 手紙から見る野口英世の素顔 文/NPO法人野口英世よこはま顕彰会

公開:2023年4月6日

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坂誠にあてた英世16歳の時の手紙
坂誠にあてた英世16歳の時の手紙

 このコラムでは、一号停留所の保存運動をする野口英世よこはま顕彰会が6回にわたり、野口英世と金沢区長浜とのつながりについて紹介する。

 福島県猪苗代町出身で金沢区並木に住む坂直孝の実家は野口英世と関りがあり、手元には英世直筆の5通の手紙が残る。

 英世の恩人・小林榮先生の夫人・しゅんは、直孝の祖父・誠の16歳年上の姉で、坂家と小林家は徒歩数分の距離。誠は小林家を通じて、1歳年下だった英世と遊び友達だった。英世が母・シカの肩に手を置いた写真は有名だが、その隣にしゅんが写っていることは、知られていない事実だ。

 1893年、渡部鼎先生による英世の左手手術の翌年の英世の手紙=写真=は、現存する最も若い16歳の時のものと推察される。学校の出席簿だけによって推定されていた手術の動機、手術料の出所、医学を志すまでの過程が分かる。


 1899年に長浜検疫所の検疫医官補であった英世は外国航路の船員からペスト菌を検出。その功績から同年、清国牛荘に国際予防委員会の一員として派遣された。その牛荘から誠に書いた手紙には、赴任地の様子に加え、かなりの高給なのにも関わらず、留学のための資金が少しも残らないことを嘆いている。洋服などに多くの金を費やしていたことが伺える。

 そのほか、友人の恩に報いるため小林先生に更なる援助を縁故の誠に頼む手紙や、誠が英世に就職の斡旋を依頼した手紙に対しての返事を記した手紙なども残っている。

 最終回にあたりこの貴重な一号停留所の現地保存を改めて希望したい。

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